不妊専門クリニックで基本検査を受けホルモン数値で1個ひっかかってしまった田熊は、甲状腺の専門医に診てもらうため塩先生おすすめの総合病院へ向かったのでした。
まずは橋本病(甲状腺が腫れる病気)じゃないかどうかの確認で喉元のエコー検査をし、血液検査(また!)をしました。
塩先生が疑いがあると指摘したのは、甲状腺ホルモン値は正常なのに甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値だけ高い「潜在性甲状腺機能低下症」というものだったのですが、詳しくは専門医が解説しているサイトや本などをご覧くださいませ〜
とにかくその潜在性甲状腺機能低下症は不妊や流産のなどのリスクになるかもしれないらしく、妊娠希望女性と妊娠中の女性の甲状腺刺激ホルモン値には厳しめの基準がもうけられています。
薬を飲むことで基準値を保つことはできるので、定期的な血液検査と服薬の継続が主な治療内容になるそうです。
エコー検査の結果、田熊は橋本病ではなく、さらに数値もそんなに深刻ではなかったので、3ヵ月に1回検査に来るようにという指示と、チラージンSという薬を処方されるだけで終わりました。
甲状腺の先生「妊娠中はまたホルモンの量が変わって薬の量を調節しなければならないので、妊娠したらすぐに連絡してくださいね」
田熊「はい。(え、妊娠してからもこの総合病院に通い続けなければいけないってこと...?車で片道30分、血液検査の結果待ち1時間半、会計待ち30分、薬の受け取り待ち40分のこの総合病院に...?」
待ち時間5分不妊専門クリニックを引き当てたことで調子に乗っていた田熊は一気にしょっぱい気持ちになりながら帰路につきました。