8回目の採卵日は生理開始から19日目(D19)でした。
田熊史上最遅。
さらに直前の卵胞チェックでの最大卵胞は28ミリと巨大。
電車の振動だけで育てた全卵子が排卵してしまうのではないかとヒヤヒヤしながら、ソロリソロリと歩きながらクリニックへ向かいました。
結果、採れた卵子は8個。
直前のチェックで見えていた個数と同じ数でした。
どうやら採卵前の排卵は防げていたようでした。
そして迎えた受精確認日。
胚盤胞到達ゼロを何度か経験している田熊にとって一番の山場。
ゼロはやめてくれ...
ダメージが本当にすごいから...
保険適用の残りの移植回数はあと2回なので、贅沢を言わせてもらえるなら2個できていて欲しい...
と願いながら塩先生と対峙しました。
「8個とれた卵子のうち、受精したのは2個。そのうちの1つが胚盤胞になりました」
1個。
ゼロじゃなかった...!
けどまた1個しか...!
首の皮一枚繋がった安堵感と、これだけやっても1個しかできない劣等感で感情ゴチャゴチャでした。
※ここで書いていることは2023年10月頃の田熊の体験談です。
治療についての考え方はクリニックやお医者さんによって異なりますので、主治医や専門の方にご確認ください。