SEET液を注入してから3日後、ついに5回目の胚移植日を迎えました。
凍結融解胚移植なので、まず指定の時間にクリニックに電話で融解確認。
凍結胚が1つしかない田熊にとってはここで失敗しないかどうかが大きな第一関門なのですが、無事融解は成功していました。
クリニックに出向き、まずは診察室に呼ばれ融解が成功したこと、今回の胚盤胞はアシステッドハッチングを施したことなど説明を受け、次に処置室へ移動しました。
いつも通り処置台の上で仰向けになっていると胚培養士さんが隣の部屋から現れて、移植する胚盤胞の説明をしてくれました。
そこで胚培養士さんは
「今回移植する胚盤胞のグレードは5AAですね」
と言いました。
「あれ?3BBでしたよね?」
と不思議がる田熊に胚培養士さんは
「融解後に5AAになりました」
とさらりと言いました。
胚が進化した...!
それまで凍結融解胚移植を1度しか経験していなかった田熊は、初めての胚のグレードの更新という状況に心の中でだけ興奮しまくりました。
その後、いつも通りの移植を終えてそろりそろりと帰りました。
※ここで書いていることはあくまで田熊の体験談です。
治療の進め方や考え方はクリニックやお医者さんによって異なりますので、詳しくは担当医や専門の方にお尋ねください。