5回目の胚移植から5日目のこと。
朝、目を覚ますと身体に違和感を感じました。
まず、寒い。
それは冬(12月)だから、という理由ではないことは明白でした。
エアコンで暖かくした部屋でさらに羽毛布団をかけていたため田熊は毎朝寝汗をかくほどホカホカで目覚めていたのですが、その日は羽毛布団をかぶっていても寒かったのです。
さらに、腰が痛い。
生理痛のような鈍い痛みが目覚めた瞬間からありました。
まさか生理か...?
とヒヤリとしてトイレに行き確認するも出血の様子は見られず、とりあえず一安心。
ですが起き出して朝の支度を進めていても寒気と腰の鈍痛は続き、
まさか風邪か...?
と嫌な予感が頭に浮かびました。
風邪ならまだしもインフルエンザやコロナだったら、移植5回目のテーマ「悔いのないように」が破綻してしまう。
そう思った田熊はその日から元々していたマスク・腹巻き着用に加え、うがい薬でのうがい、はちみつ生姜湯とR-1の摂取、セルフお灸、こまめな水分補給、首・手首・足首の保温と、凡人に考えられうる限りの風邪対策生活を始めました。