【妊娠初期3】医者の言う安静

妊娠6週で始まった出血は生理二日目程の量はないけれど減る様子もないままダラダラと続き、そのまま妊娠7週に突入しました。
問題のない出血なら1〜2日で終わるだろうと予想していた田熊は3日経っても終わる気配のない出血についに耐えきれなくなりクリニックに電話しました。
先に説明されていたとおり、いま受診しても出血をおさえる薬や処置などはなくエコーで子宮内を診ることしかできないけれどそれでもよければ来ますか?と聞かれました。
もはや精神がもたなくなっていた田熊は現状確認だけでもしないよりはマシ!と仕事を休んでクリニックへ向かいました。
エコーで確認すると、子宮内には胎嚢も、2本の足がはえた胎芽もはっきり見えて、心拍もちゃんとありました。
この時点で田熊はひとまずとてもホッとしたのですが、出血があるということは今後流れてしまう可能性も少なからずあるということ。
塩先生から
「血が出ている間は安静にしてください」
と指示が入りました。
そこで田熊の人生の中でこれまで安静という言葉についてちゃんと認識していなかったことに気がつきました。
激しい動きをしないというふんわりしたイメージしか持ち合わせていなかった田熊は塩先生に
「安静ってどこまでOKですか? 電車移動は大丈夫ですか? 仕事はデスクワークならできますか?」
と質問しました。
すると塩先生は一瞬、アチャーみたいな、呆れた様子が見てとれる半笑いを漏らした後、いつもの塩口調でこう言いました。
「医者の言う"安静"は、トイレ行く以外ベッドでゴロゴロです」
2024年が始まって一週間、田熊はまさかの寝たきり生活を開始することとなりました。