7回目の採卵の受精確認日。
田熊に知らされた結果は
「卵子12個中、受精1個、5日目の時点で初期胚」
という何とも厳しい状況でした。
2つ前の採卵でも受精確認の日に同じような状況でした。
その時は採卵をしても移植にたどり着けないということ自体が辛く気持ちがもたなかったので、妊娠率が低くなることは承知の上で、できていた初期胚1つを継続して培養、7日目に低グレード胚盤胞3CCになった卵を子宮に戻したのでした。
着床結果はhCG2で陰性。
妊娠には至りませんでしたが、測定限界値ながらも初めて数値が出たことで、子宮内に着床できない要因がある可能性が低いということがわかったのでした。
ただし、その時の移植は保険適用の3回目。
その一回がダメでも保険内であと残り3回移植できるという心の余裕があったのでした。
今回、田熊の移植は5回目。
保険適用の移植は6回までなので、これがダメだった場合、移植のチャンスはあと1回のみということになります。
残り2回の移植は後悔のないように、自分なりに万全を期して良好胚盤胞を移植したいという思いがあったので、せっかく受精できた卵でしたが破棄してもらうことを選択しました。