2022年11月。
採卵3回目にしてやっと田熊初の胚盤胞ができました。
期待していなかったこともあり2個の胚盤胞ができたことを告げられ呆気に取られる田熊に、塩先生から間髪入れず新たな選択肢をつきつけられました。
胚移植には新鮮胚移植と凍結胚移植という2つの移植方法があるのでした。
採卵して受精させて胚盤胞まで育てて、採卵から5日目くらいに胚盤胞をそのまま子宮に戻すのが新鮮胚移植。
胚盤胞まで育ててそれを一度凍結して女性にリセットが来てから、次の排卵後に凍結していた胚盤胞を融解して子宮に戻すのが凍結胚移植。
田熊は2個の胚盤胞ができていたので1つは否応なしに凍結行きだったのですが、もう1つを新鮮な状態でその日に移植するのか、凍結して次周期に移植するのか選択肢があるのでした。
5日前に採卵をしたばかりなので、卵巣が腫れていたり子宮内膜が薄かったりすると新鮮胚移植は向かないと判断され胚盤胞を凍結して次周期まで子宮と卵巣を休ませるそうです。
じゃあ凍結胚移植の方がいいのかというと、移植日に凍結している胚を融解するのですがその際5%くらいの確率で胚が変性してしまう「融解失敗」というリスクがあるとのことでした。
普通の感覚だったら5パーセントなんてそうそう引っかからないだろうと思うかもしれませんが、顕微受精に至るまでに妊活で散々低い方の確率を引いてきた田熊は
「5パーセントを引く未来がすごい見える...」
と思い新鮮胚移植を選択しました。
※ここで書いていることはあくまで田熊の体験談です。
新鮮胚移植と凍結胚移植のどちらがよいかについてはクリニックやお医者さんによって考えが違うようなので詳しくは専門家や主治医の先生にお尋ねください。