2022-01-01から1年間の記事一覧
生理開始から10日目にクリニックへ行き、そこから何日かかけて卵胞の育ち具合を見ながら人工授精の実施日を決めて行くのが通常の流れと聞いていた田熊。 それなりに通院回数が増えることを覚悟して、会社にもその旨を伝えていました。 不妊治療の保険適用が…
2022年4月。 ついに、日本国で不妊治療保険適用が開始されました。 それに合わせて人工授精を開始することにしていた田熊は生理開始から10日目の通院開始日まで「人工授精とは」「人工授精 痛み」「人工授精 確率」などなどで検索をかけまくっていました。 …
笠森観音を訪れ子授け楠の穴をくぐるというメインイベントを終えた田熊とおっくん。 おそらく本当のメインである大岩の上にそびえる観音堂に登り、ちゃんとお参りをしました。 階段を下って外に出たところに次なるイベント、土産物屋がありました。 この土産…
会社の先輩から子宝祈願をして妊娠した人の話を聞いて一瞬にしてパワースポットに心奪われた田熊。 週末に笠森観音に行きたい旨を非科学的なものを毛嫌いする理系研究職のおっくんにおずおずと提案してみたところ、意外と乗り気になってくれたので意気揚々と…
2022年4月からの人工授精開始に向けて静々と身体や仕事を整えていたある日、田熊が妊活中であることを知っている会社の先輩から声をかけられました。 先輩「田熊さんって神社とかパワースポットとか興味ある?」 田熊「いえ、興味ないです」 先「お、おう...…
おっくんの精子の総運動率と前進運動率の低さが気になる田熊は精子の質を良くすると言われる基本行動をおっくんにとってほしかったのですが、いかんせんおっくんはアラフォーまで独身ひとり暮らし、自分の生活スタイルを今更変えられない症候群を発症してお…
田熊に男性不妊疑惑をかけられたおっくんは、2日以上の禁欲期間を経て、自宅で採取した精液を携えて男性不妊専門クリニックへ馳せ参じました。 数日後、結果を聞きにおっくんは再びクリニックへ。 帰ってきたおっくんは 「まあ結局、最初の検査と同じような…
※2021年12月頃、不妊治療保険適用前のお話です 3カ月後から開始する人工授精に向けて身体や仕事を整えていた矢先、おっくんの精液が真っ赤になるという事件が起こりました。 それ自体は血精液症という不妊と関係ない症状だったものの、ホルモン検査も卵管造…
精液が真っ赤っかになったおっくん。 田熊は朝、おっくんに病院に行くよう言って別れ、その日は一日中不安な気持ちを抱えたまま仕事をこなしました。 が、帰宅後おっくんに結果を聞くと 「問題ないって」 とケロリと言い放たれました。 「鼻血みたいなものだ…
ある日おっくんが青い顔をしていたため具合でも悪いのかと問うたところ、 「精子に血が混ざる」 とのたまうではないですか。 しかも混じるっていうより 「精液が真っ赤っか」 らしい。 それまで人生で生殖器から血が出る経験をしてこなかったおっくんは絶望…
懇切丁寧なカウンセリングが終わり、とうとう本番・鍼の施術へ。 不妊鍼ってどこを刺すのかしらと疑問に思っていましたが鍼灸師さんは田熊の両腕両足、肩、背中、腰、お腹と全身くまなく鍼を刺していきました。 やはり初めての鍼ということで少々不安な気持…
不妊鍼にて、カウンセリングで人工授精開始までに身体を温めたい旨を伝えると、温活メインのアドバイスと施術をしてくれることになりました。 温活には食事内容が重要で、身体を冷やす原因になる食べ物を排除することが基本ということでした。 妊活を開始し…
初めて不妊鍼を訪れた田熊。 ボリューミーな問診票をやっとのことで記入し終えると、次はカウンセリングということで施術室への移動を促されました。 中央にベッドが置かれ、傍らのディフーザーからしっとりいい香りが放出されている、1度だけ行ったことのあ…
2021年の年末から3カ月と期限を決めて不妊鍼に通いはじめました。 初回はネット予約クーポンなるものを使うと3500円という謎の破格でカウンセリング+鍼施術を受けられるということでした。 鍼灸院の扉を開けるとそこはベージュとブラウンで統一されたお洒落…
近所の不妊鍼灸院は価格と通院頻度の関係で断念したものの、妊活にガチで取り組むと決めた以上多くの妊活女性が取り組んでいる鍼を諦めきれない田熊。 通っている不妊専門クリニックの周囲で探したところ、1軒の不妊鍼灸院を発見しました。 でも、お高いんで…
「妊活 温活」で検索していたところある4文字が目に飛び込んできました。 【不妊鍼灸】 鍼ってあの、肩こりとか腰痛とかを治すやつ? 不妊鍼灸で調べてみると専門医院が出てくる出てくる。 しかも高度不妊治療の段階に進んでいる方々は体外受精の採卵前や移…
人工授精スタートまでの3カ月間を身体整え期間と定めました。 占い師から「冷えてるよ」と言われ『手足温かい 冷え性』で検索しまくった結果、内臓型冷え性の疑いあり(セルフ診断)となり、冷えを解消する活動を始めました。 世間では『温活』と呼ぶらしい。 …
2022年4月の保険適用開始のタイミングで人工授精にステップアップすると腹を括った田熊でしたが、仕事をどうにかしなきゃいけなくなりました。 2021年12月当時、田熊はフルタイム勤務会社員。 週に4カ所の勤務場所を移動しながらほぼワンオペで、風邪やギッ…
時は2021年12月。 2022年4月からの不妊治療保険適用の情報が小出しに小出しに庶民の耳に届き始めていました。 どうやら人工授精も適用されるらしい、という情報を得たばかり。 一周期でも若い方が妊娠しやすいということは百も承知でしたが3ヵ月待てば3割負…
ガチで妊活に取り組むと決めた田熊はまず2カ月通院をサボっていた不妊専門クリニックへ出向きました。 「気持ちが折れておりましたが持ち直しましたので、またよろしくお願いします」 と正直に言って治療再開を宣言しました。 まずは次のステップ・人工受精…
ウジウジと不妊専門クリニックの通院をサボっていた2021年11月。 大学からの人生のいろいろを互いにまあまあ知っている友人スミちゃんからご飯に誘われて会いに行ったらスミちゃんはいきなり選択的シングル妊婦になっていました。 びっくりしすぎて嘔吐しか…
大人になって周りの友人たちが「手足が冷たい」と頻繁につぶやく中、全く手足の冷えを感じたことがなかった田熊は自分は冷え性ではないのだと信じてきました。 占い師のおじさんに 「冷えてるよ」 と強めに言われ、3000円払ったからには信じたい田熊は帰りの…
妊活は進展せず、仕事はやる気がおきず、クサクサした気分で過ごすことに限界がきた田熊はある日唐突に占いに行きたい衝動に駆られました。 有名な占い師に予約を入れて、なんて悠長なことはやってられずその日の通勤中に職場周辺の占いスポットを検索してみ…
妊活を開始してから「どうせ妊娠したら辞めるかもしれないし」と仕事を頑張らなくなりました。 田熊の仕事は工芸のデザインと教室講師です。 好きなことに関わりたくて頑張って掴み取った仕事だったのですが、妊活を始める前から人間関係がうまくいかず辞め…
コロナ禍で友達との定期的な集まりがなくなっておおよそ2年が経った頃。 そろそろ会いたいね!という心躍る連絡が友人たちから届き始めた一方で、妊娠中、または出産の報告が次から次へと押し寄せてきました。 結婚して4・5年経っている夫婦からまだ2年くら…
映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』はヒキタさん(49歳)が男性不妊という受け入れがたい事実を突きつけられていろいろ頑張るハートウォーミング妊活エンタメです。 最初はまさか自分のキ◯タマに問題があるはずがないと思っているヒキタさんが紆余曲折ありだん…
2021年9月頃、妊活を開始して1年。 全く妊娠する気配がなく、自費で不妊治療をゴイゴイ押し進める経済的余裕もなく、なんだか気持ちがクサクサしてしまいました。 1年以上も妊娠できないなんてつゆとも思っていなかった田熊。 そもそも積極的に子が欲しいわ…
タイミング法じゃにっちもさっちも行かなさそうだと悟り人工授精の検討を要することとなった2021 年9月。 自費診療となるため1周期3万円ほどをぶち込んで妊娠率10パーセントの賭けにのるかそるかと頭を悩ませていた田熊の耳にある日「不妊治療保険適用」とい…
※不妊治療保険適用前のお話です 原因不明不妊の夫婦はタイミング法を6回して成果がなかった場合、ステップアップ(一段階上の治療に進む)することを推奨されることが多いらしく。 タイミング法6回目も撃沈し、妊活開始から1年を迎え不妊症が確定した田熊はク…
2021年9月、田熊おっくん夫婦の不妊が確定しました。 不妊とは・・・ 妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。 と日本産科婦人科学会のホームページに書いてあります。 その「一定期間」は1…