庶民的不妊録

生活が不安定なのに不妊治療沼にはまる夫婦の漫画ブログ

【おサボり期 4】当事者意識

2021年9月頃、妊活を開始して1年。

全く妊娠する気配がなく、自費で不妊治療をゴイゴイ押し進める経済的余裕もなく、なんだか気持ちがクサクサしてしまいました。

1年以上も妊娠できないなんてつゆとも思っていなかった田熊。

そもそも積極的に子が欲しいわけではなかったので、そのような微妙な心意気のために通院に時間を割いたり注射をしたりお金を払ったりすることにモチベーションが続くわけがないのでした。

ではなぜこのような事態になったのかというと元はと言えばおっくんがめちゃめちゃ子が欲しい人で、じゃ協力するか、と田熊は完全にヘルプで参加し、1年経ってもダラダラとそのスタンスで続けてきてしまったからなのでした。

通院は女性じゃないとできないのでそれは仕方のないことなのですが、田熊が主体となってクリニックや検査について調べたり、わからないことを先生に質問したりとヘルプの割にはそれらにまあまあ脳も時間も使うことにモヤモヤしていました。

 

そもそもなぜ田熊だけが調べなきゃいけないのか?

おっくん、当事者意識が足りてないんじゃないの?

 

いつしかモヤモヤの矛先はおっくんに向かい、いかにしておっくんに当事者意識を持たせるかが直近の課題となりました。

正面から不満をぶつけても空気が悪くなるだけですし、だからと言って淡々と話しても響かなさそうですし...

そんな折、アマプラでとある妊活映画を発見しました。

 

 

 

『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』

妊活を主題に扱った映画はあまり存在せず当時アマプラではこの1本しかみつけられなかったのですが、それが偶然にも高齢男性不妊のお話だったのです。

「妊活の勉強のため」

と自然に誘い2人での鑑賞にこぎつけました。