2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧
体外受精は通院回数、費用、身体的負担など、何から何まで人工授精とは桁違いに大変になるわけですが田熊が気がかりにしていたこと、それは毎日の注射。 卵胞をたくさん育てるために1週間くらい毎日ホルモン補充を行うのですが、そのためにどうやら毎日注射…
人工授精の卵胞チェックのつもりで来たクリニックで体外受精の説明を受けることになった田熊。 体外受精では卵巣を刺激して卵子を複数個同時に育てるのですが、刺激方法について塩先生からは2つの方法を提案されました。 ひとつは【Long法】。 採卵日を固定…
4回目の人工授精前の卵胞確認のために行ったはずのクリニックで塩先生による体外受精の説明が始まりました。 卵子は卵胞に包まれていて、卵胞は卵巣の中に多数存在しています。 通常は1周期で1個だけ卵胞が大きく育ち、いい感じの時期に卵子が卵巣から放出さ…
2022年6月。 3回目の人工授精も大敗を喫した田熊はとある記事を読んでいました。 そこには「人工授精で妊娠する人の90%は4回目までに成功する」と書かれていました。 変なネットニュースとかじゃなく、不妊専門クリニックのブログで。 しかもいろんなクリニ…
どうやら「尿溜め」をすると人工授精の処置が痛くないらしいことを突き止めた田熊。 一般的に子宮は前屈しており、人工授精で精子を入れるためのカテーテルが子宮の入り口でつかえて入りにくいそうです。 子宮の前にある膀胱に尿を溜めると膀胱が膨らんで子…
初めての人工授精をした日からきっかり2週間後、いつも通りの生理がきました。 10パーセントにかけていたわけではありませんが、10パーセントに少しでも期待していたことは事実なのでした。 落胆。 生理開始から数えて10日目。 クリニックを訪れ生理が来たこ…
人工授精の処置を受けた後すぐにカフェに入ってじっとすること約1時間。 ズーンとした下腹部痛は徐々にやわらぎ、ついに普段通りの体調を取り戻しました。 予定していた通り午後から出勤し、普段通り可もなく不可もなく無難に仕事をこなし、集中力が底をつき…
※2022年4月のお話です はじめての人工授精を終えカフェでなにげなくクリニックの明細書を眺めていた田熊は、いつもは空白の項目に今回は点数が記載されていることに気づきました。 その項目とは、「手術」。 さっきした人工授精って手術だったってこと…? そ…
※2022年4月のお話です はじめての人工授精を終え、田熊は近くのカフェに入りました。 ホットミルクを頼んで席に座りしばらく下腹部の痛みの様子をみることに。 ズーンとした生理痛のような痛みが続いていましたが痛み止めを飲むほど我慢できないわけではなく…
いざ、人工授精本番。 ドラマとかでよく見る手術台に寝て足を開いた田熊の股の奥を塩先生は何やら器具で素早くゴイゴイ広げました。 と、次の瞬間、ズギュン!と子宮の奥を撃たれたような衝撃と痛みが走りました。 事前に読み漁ったあらゆるレポにあった「痛…
精液を提出してから約2時間、人工授精ワードを検索しすぎて眉間にシワが刻まれ始めた頃にやっと名前を呼ばれました。 看護師さんについてクリニックの奥の方へと歩いて行き、案内された部屋に入るとそこにはドラマとかで見たことのある手術台が。 思ってたよ…
2022年4月某日朝9時。 いつも乗る出勤の電車で精液を運び、クリニックに辿り着きました。 看護師さんに呼ばれてまずは採精カップを提出。 そこから精子を抽出するため1〜2時間、待合室で待つよう言われました。 待ち時間のことは事前に説明があり心得ていた…
人工授精1回目の日の朝。 起きてすぐにおっくんの枕元に採精カップ、アルミホイル、タオルを置きおっくんを叩き起こして田熊はなんとなく気合入れてシャワーを浴びました。 仕事は午前休しか取らなかったのでいつも通りお弁当を作り、朝ごはんを済ませました…