庶民的不妊録

生活が不安定なのに不妊治療沼にはまる夫婦の漫画ブログ

体外受精

【体外受精20】トリガー

採卵日の前々日。 その日はお昼頃に排卵を抑制する注射を打ち、夜に排卵を促す注射を打ちました。 この夜の注射は打つとだいたい36時間後に排卵する効果があるそうで打つ時間が分単位できっちり指定されており、この日は一日中、夜の注射をド忘れしないかソ…

【体外受精19】AMH

採卵周期、最終通院日。 田熊の右の卵巣に7個、左の卵巣には6個の卵胞が育っており、塩先生からは 「めちゃめちゃいい感じです」 のお言葉をいただきました。 排卵のトリガーとなる最後の自己注射の説明の後、塩先生は 「念の為検査をしていたAMHの結果が出…

【体外受精18】イライラ

※2022年7月頃のお話です 採卵周期も終盤に差し掛かった頃、これはもうホルモン補充の影響なのか毎日の注射がストレスなのかコロナにかかってはならないという緊張感なのか猛暑に強制高温期という自発サウナ状態のせいなのか採卵日が近づくことでナーバスにな…

【体外受精17】腹部膨満感

※ここで書いている症状はあくまで田熊の個人的なものです。ホルモン補充による身体への影響は人によってさまざまのようです。 自己注射を始めて5・6日経ったあたりから、田熊は常に「お腹いっぱい」の状態になっていました。 以前は朝食に味噌汁と納豆ご飯を…

【体外受精16】見学

採卵周期の田熊は3〜4日おきにクリニックへ通い、毎日自己注射をし、ホルモン補充の影響により万全じゃない体調で仕事をする日々。 対しておっくんのすることといえば採卵当日に精子を出すのみ。 この労力の不公平感が気になってしまった田熊はある日、おっ…

【体外受精15】シリンジタイプ

シリンジタイプの注射を自分で打つことになった田熊。 初回は看護師さんに見守られながら打てることになりました。 普段病院で医師や看護師さんに打ってもらう注射よりは断然針が細いらしい。 とはいえ形がめちゃめちゃ注射ですし、針も刺繍針くらいしっかり…

【体外受精14】ザ・注射

自己注射を3回終えたタイミングで卵胞チェックのためクリニックへ行きました。 右の卵巣に4個、左の卵巣に3個の卵胞が育っているとのことで一安心。 手持ちの注射がゼロになっていたので、また追加でもらって帰るのだろうなと予測していました。 最初こそす…

【体外受精13】両立

限界庶民の田熊は体外受精にステップアップしたからとて(からこそ?)仕事を辞めるわけにはいかず、採卵周期も普通に出勤。 会社には通院での早退や中抜けの許可は得ていましたし、体外受精に進んだ時のためにあらかじめ仕事内容や勤務地を変更してもらってい…

【体外受精12】発熱

初の採卵周期。 初の自己注射を無事に終えた翌日は休日だったのですが、午後からものすごく身体がだるくなりまさかの発熱。 体温計の液晶に出た「38.0℃」の表示を見て絶望しました。 その頃(2022年7月)はそれまで一度落ち着いていた新型コロナウイルスの感染…

【体外受精11】痛くない針

初のペンタイプの自己注射は運良く痛点をはずれたのか恐れていた痛みがゼロ、それどころか針を刺すときの皮膚の抵抗感もゼロでした。 モンシロチョウがとまったのかな?というくらいの注射感のなさ。 田熊が処方されたペンタイプの注射というのは1回打つごと…

【体外受精10】ペンタイプ

当事者になる前から「体外受精=注射」ってくらい、高度不妊治療に進むと注射を打ちまくるイメージを持っていましたがついに田熊にもその時がやってきました。 しかも自己注射。 卵を育てるためと渡された注射器はペンタイプというもので、普段病院で目にす…

【体外受精8】自己注射指導

採卵周期のはじめの血液検査で貧血が発覚し急きょ鉄剤の点滴をすることになった田熊でしたが、その前に超重要イベント、自己注射指導が待っていました。 事前に読み漁った経験者の方のブログなどでは自己注射の練習会に参加するパターンが多いように見受けら…

【体外受精7】由々しき貧血

ダメもとでやった人工授精④は本当にダメに終わり、初の採卵周期が始まりました。 生理がきて2日目に不妊専門クリニックへ。 田熊の通うクリニックでは採卵の際、静脈麻酔で眠った状態にするので、麻酔が問題なく使えるかどうかを検査するための採血をしてそ…

【体外受精6】限度額適用認定証

保険適用での体外受精でかかる費用に高額療養費制度が利用できることが判明し、さらに調べると限度額適用認定証なるものが存在することがわかりました。 高額療養費制度は高額な医療費を支払った後に所得によって決められた自己負担限度額以上の金額が払い戻…

【体外受精5】高額療養費制度

不妊治療が保険適用になったため、高額療養費制度が利用できるようになっていた・・・! そのことに気づいた田熊の中で希望がムクムクと膨らみ始めました。 高額療養費制度とは、同一月にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた…

【体外受精4】庶民の感覚

クリニックでざっくりと体外受精の説明を受け帰宅した田熊。 すぐに次周期から体外受精にステップアップすることになった経緯をおっくんに話しました。 おそらく田熊より10倍くらい子供が欲しいおっくんは異議なし。 がしかし、避けられない検討事項がひとつ…

【体外受精3】自己注射

体外受精は通院回数、費用、身体的負担など、何から何まで人工授精とは桁違いに大変になるわけですが田熊が気がかりにしていたこと、それは毎日の注射。 卵胞をたくさん育てるために1週間くらい毎日ホルモン補充を行うのですが、そのためにどうやら毎日注射…

【体外受精2】卵巣刺激法

人工授精の卵胞チェックのつもりで来たクリニックで体外受精の説明を受けることになった田熊。 体外受精では卵巣を刺激して卵子を複数個同時に育てるのですが、刺激方法について塩先生からは2つの方法を提案されました。 ひとつは【Long法】。 採卵日を固定…

【体外受精1】高度不妊治療

4回目の人工授精前の卵胞確認のために行ったはずのクリニックで塩先生による体外受精の説明が始まりました。 卵子は卵胞に包まれていて、卵胞は卵巣の中に多数存在しています。 通常は1周期で1個だけ卵胞が大きく育ち、いい感じの時期に卵子が卵巣から放出さ…