庶民的不妊録

生活が不安定なのに不妊治療沼にはまる夫婦の漫画ブログ

【人工授精1】人工授精の意味

2022年4月。

ついに、日本国で不妊治療保険適用が開始されました。

それに合わせて人工授精を開始することにしていた田熊は生理開始から10日目の通院開始日まで「人工授精とは」「人工授精 痛み」「人工授精 確率」などなどで検索をかけまくっていました。

 

それまで頑張っていたタイミング法は、排卵日を見定め、排卵を促す注射を打ち、タイミングをとるというものでした。

人工授精は、排卵日を見定め、排卵を促す注射を打ち、精子を子宮に注入するというもの。

はて、田熊には両者の違いがいまいちわからないのでした。

人工授精はタイミング法に比べると金額の負担がグンと増えるのに妊娠率は5〜10パーセントと望み薄。

本当にやる意味があるのか疑問。

ということで疑問をそのまま塩先生にぶつけてみました。

すると「タイミング法と人工授精はだいぶ違います」と若干失笑しながらも塩先生は説明してくれました。

 

まず人工授精ではいい精子を選出するらしいのですが、そのときに使う液で精子のさらなる活性化が見込めるそうです。

また、通常の性交(タイミング)で妊娠するには精子は膣を通って子宮のその先へ進まなければならないのですが、膣の中は強い酸性なので序盤で精子がめちゃめちゃ死ぬそうです。

人工授精では器具を使って膣をスルーして直接子宮に精鋭精子たちを送り込むので精子卵子が出会う確率が格段に上がるらしい。

 

塩「ということで、人工授精をやる意味はあると思いますよ」

田「なるほど」

塩「それに保険適用とはいえ次の体外受精は10万単位でお金がかかるので、人工授精で妊娠できちゃえばそれに越したことはないでしょう」

 

庶民の田熊にはごもっともです。

 

疑問をさっぱりさせたところで、田熊の人工授精への挑戦がスタートしました。