庶民的不妊録

生活が不安定なのに不妊治療沼にはまる夫婦の漫画ブログ

【おサボり期 2】ふて寝

不妊治療保険適用前のお話です

 

原因不明不妊の夫婦はタイミング法を6回して成果がなかった場合、ステップアップ(一段階上の治療に進む)することを推奨されることが多いらしく。

タイミング法6回目も撃沈し、妊活開始から1年を迎え不妊症が確定した田熊はクリニックで確認しておきたいことがありました。

 

それは、人工授精の費用。

 

原因不明不妊の場合、タイミング法の次は人工授精に進みます。

器具を使って精子を直接子宮に送り込む方法です。

田熊が検討した2021年9月の時点では保険適用はタイミング法まで。

人工授精は自費でした。

 

塩先生に提示された人工授精の費用は「1回2万円」。

この前後の通院、注射を合わせると一周期3万円ほどになります。

3万…

出せなくはないけれど、たかい…

3万で妊娠できるなら安いもんじゃないかと仰られる方もいると思いますがこの人工授精、1回の妊娠率たったの10パーセント。

 

自然にできない身体なのに医療の力で無理矢理子を成そうとするのは貴族のみに許される贅沢なことなのかもしれないとめげそうになりつつも、前年度におっくんが大きな仕事で稼いだ蓄えがあったので人工授精できなくもない、とも考えていました。

あとは10パーセントの成功率に3万を払うマインドを得られるかどうかでした。

しかも1回失敗したら2回、3回と挑戦するのが通常の流れ。

人工授精に挑戦する回数の目安は6回らしく、トータル20万近くがパーになる可能性もなきにしもあらず。

一定の周期でギャンブルみたいなことを続ける精神力はあるのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ありませんでした。

一旦脳が人工授精に進むか進まないかを検討するのをやめました。