5回目の移植周期。
生理が始まってから9日目にクリニックを訪れ排卵チェックをすると、もうすぐ排卵しそうということでその日は排卵誘発の注射を打ちました。
2日後にまた受診し、排卵が確認されました。
過去の凍結融解胚移植で、内膜を厚くするために移植日まで何度か筋肉注射を打った記憶があったので「この後注射か...」と身構えていた田熊に塩先生から予想外の宣告がされました。
「いつも打っている注射が供給不足で入ってこなくてですね、打てないんですよ」
え、そんなことある?
あとで知ったのですが、2023年12月頃、保険適用拡大による患者数急増など諸々の影響で不妊治療薬の供給が不安定になっていたそうです。
いやそれにしてもここまで来て丸腰で移植するわけには...と一瞬焦った田熊に塩先生は
「今回は卵が着床しやすくするために、膣坐薬を処方します」
と言いました。
まさかの膣錠追加。
しかも移植日まで朝晩...!
田熊の膣錠修行は続くのでした。
※2023年12月頃の話です