【庶民的出産録1】妊娠高血圧腎症






2024年7月末。
田熊は妊娠36週を迎えていました。
長い長い不妊治療期間を経て妊娠し、初期の切迫流産や食べづわり、どんどん大きくなるお腹を抱えながらの通勤、後期に突入してからの無茶な引越しなどを乗り越え、田熊は片田舎にある実家へ里帰りしていました。
おっくんとの慌ただしい二人暮らしから一転、実家では上げ膳据え膳、外は猛暑、身体が重いうえやることも特にないため、部屋にこもって大河ドラマ『光る君へ』をひたすら追い視聴し、疲れたら昼寝(ドラマ見るだけで疲れる)の生活を送ること3週間。
出産予定日までまだあと1カ月もあるので産まれてくる我が子の命名書でも作ろうかしらと思いたち材料を買い揃えた翌日に妊娠高血圧腎症の診断がおり、個人経営のクリニックから周産期医療センターのある総合病院へ緊急転院緊急入院となりました。
田熊は腎臓と肝臓と血圧の数値がおかしかったのですが、むくみや頭痛や目がチカチカする等の自覚症状はなく自分ではまったくわかりませんでした。
それでもだいぶよろしくない状態だったらしく、入院のための荷物を取りに帰ることも許されず即日入院となりました。