庶民的出産録

不妊治療をめちゃくちゃ頑張った庶民の妊娠出産記録の漫画ブログ

【妊娠初期8】ワクワク

2024年2月。

産院予約を済ませ母子手帳を手に入れ妊娠10週を迎えた田熊はしかしまだ不妊治療クリニックへ通っていました。

その日は事前に1回目の妊婦健診をすると言われていたので、貰ったばかりの母子手帳をバッグに忍ばせました。

ダラダラ続いた出血は3週間経ったところでようやく完全におさまり、田熊は仕事復帰しました。

定時まで働いた後、バッグの持ち手につけていたマタニティマークをバッグの内ポケットにしまい、歩いてクリニックへ向かいました。

 

その日、田熊は通い慣れたいつもの道を歩いているのに、いつもより見える景色が鮮やかで、気分が凪いでいることに気づきました。

不妊治療の只中にいた3年の間、検査だったり筋肉注射だったり、受精確認だったり妊娠判定だったり、これから大変なことをするぞという異常な緊張感とストレスを常に抱えてその道を歩いていたのでしょう。

出血がありまだ初期だったため不安感は拭いきれませんでしたが、田熊は初めて自分の中に「エコー楽しみ」というプラスの気持ちを抱きながらクリニックへの道を歩いていたのでした。

 

長くて暗いトンネルの中にずっといた田熊に出口の明かりが見えてきていました。