はじめての胚盤胞移植はhCG0の陰性に散った田熊。
帰宅しておっくんにダメだったことを告げるとおっくんは
「まーー確率35パーセントくらいだっけ? 1回じゃそううまく行かないかー。3回やって当たるかどうかってことだもんね」
と爽やかに言い放ちました。
やっとできた胚盤胞が着床せずだいぶがっかりした田熊に対し塩先生もおっくんも
「まだ1回目だしね!」
とサラッとしていることに身体的な当事者とそうじゃない人の気持ちの違いをひしひしと感じつつ、まあでも結局次に進むしかないわけだからみんなでどんより落ち込む必要はないわなと考えたりしました。
そして恒例となりつつある、気晴らし旅行の行き先を検討するのでした。