庶民的不妊録

生活が不安定なのに不妊治療沼にはまる夫婦の漫画ブログ

【気晴らし旅14】体調

2023年7月。

不妊治療をお休みして箱根旅行に出かけたおっくんと田熊。

名神社には行かなかったものの、大涌谷彫刻の森美術館など主要観光スポットをめぐり、美味しいご飯を食べ、温泉に浸かり、夏の箱根を満喫しました。

 

そして箱根湯本で食べ歩きをしている時に気づきました。

 

体調が、良い。

 

たくさん歩けるし、たくさん歩くとお腹が空くからたくさん食べられる。

疲れはするけれど座ってソフトクリームでも食べながら休めば回復してまた歩ける。

 

それらは田熊がいつの間にか忘れていた通常時の健康体の感覚でした。

そこで初めて、採卵と移植をノンストップで繰り返していた4カ月の間、体調悪いのがデフォルトになっていたことに気づいたのでした。

 

身体の健康を取り戻した田熊の心は一気に前を向きました。

保険適用内で移植できるのはあと2回。

そこまでは頑張って、それでできなければ子どもはスパッと諦めて箱根にでも移住しよう。

できるだけ理想の家を見つけて、仕事も見つけて、おっくんと二人で旅行したりしよう。

健康体なら家探しも引越しも転職もなんだってできる!

 

本来なら、1カ月でも若い卵子を得るために採卵を繰り返すべき35歳目前のタイミングにして不妊治療を休むことに、当初は少なからず迷いがありました。

しかし、結果論ですが、このお休み期間は田熊にはとても良い効果をもたらしたのでした。