採卵へ向けての血液検査で貧血が判明した田熊。
自己注射の説明を受けてから急きょ鉄剤の点滴をすることになりました。
全然病気じゃないのになんだか病人の気分に。
30分ほどで点滴が終わると看護師さんから自己注射セットを渡されました。
消毒液の染み込んだコットン、絆創膏、使用済みの注射器入れ、箱に入ったペンタイプの注射器が、保冷剤と共に保冷バッグに入れられていました。
「注射器は要冷蔵なので、おうちに帰ったら冷蔵庫に入れて保管してくださいね」
と念を押され、クリニックを後にしました。
ならば家に直行!と外に出た直後から身体に違和感を感じはじめました。
なんだか、重い。
歩いているうちにどんどん足が重くなり、ついに立っているのも辛くなり、とりあえずちょうど通りにあったベンチに腰を下ろしました。
車で出勤しているおっくんに帰りに拾ってもらおうと連絡を取るも
「拾えるの2時間後くらいになっちゃうよ」
との返事が。
日没後とはいえ7月のむわっとした気温のなか注射器(要冷蔵)を抱えているには2時間は長い…
結局、ダルおもな身体をひきずりなんとか家に帰り、冷蔵庫に注射器をしまい力尽きました。
鉄剤の点滴の影響か採卵周期開始によるストレスかわかりませんが、その後さらに足が湿疹だらけに。
雲行き怪しい採卵周期の幕開けとなりました。