庶民的不妊録

生活が不安定なのに不妊治療沼にはまる夫婦の漫画ブログ

【採卵2回目6】採卵翌々日

初回の経験を生かし、採卵2回目の翌日は採卵日が決定してすぐに会社に休みをもらっていました。

丸一日ベッドに横たわりほぼ何もせず過ごし、これだけ安静にすれば全快するだろうと満を持して迎えた採卵2日目の朝。

家を出て5分も歩くと全身を倦怠感が襲い、息苦しくなってきました。

全快してなかった...!

しかもそんな日に限って午前中は接客の仕事。

なんとか職場までたどり着きましたが通勤だけでほとんどの体力を使い果たし、お客さんが来るまでは不調に耐えながら自分のデスクでただ座っているだけの人と化しました。

お客さんが来た瞬間アドレナリンが分泌されたのか危惧していたよりも普段の接客スマイルを取り戻せましたがそれも長くは続かず30分に1回はバックヤードで呼吸を整える不審者。

接客をしているうちに田熊の中である疑念が生まれ始めました。

「これ、OHSSでは...?」

 

OHSS(卵巣過剰刺激症候群)

排卵誘発剤で刺激された卵巣が過剰に腫れてお腹に水が溜まること。腹痛や吐き気、息苦しさなどの症状が現れるらしい。

※詳しくは主治医にお尋ねください

 

卵子が10個以上採れた人がリスキーということで9個の田熊は当てはまらないといえばそうなのですが、たったの1個差ではないとも言い切れないのではないか??

急に不安になり、昼休みに入るとすぐにクリニックへ電話をしました。

「気になるなら今から来てもいい」

という、「別に好きでも嫌いでもないけど告白されたから付き合ってみる」みたいなアンニュイな対応にモヤッとしながらも、財布をひっつかんで職場から徒歩10分のクリニックへ向かいました。