田熊は元々生理が重すぎて(月経困難症というやつです)25歳頃から低容量ピルを服用していまして、
「ピルの服用を中止して2か月後くらいから妊娠できるようになります」
と説明書に書いてあったことを覚えていました。
いざ、子ども作らん、と奮い立ったところでスタートできるのは2か月後なのねといったん落ち着いた田熊とおっくんは、手始めに何かの映画で子どもが欲しい女性がしきりに口にしていた「基礎体温計」を買ってみることにしました。
検索してみると、あらあらびっくり、生理が来るまでを一周期としてその期間に女性の体温には低温期と高温期があり、その変わり目、基礎体温がグンと上がるところでタイミングを取れ、とな。
その基礎体温というのが毎朝同じ時間に目が覚めたら起き上がらずに口の中に体温計を突っ込んで測った体温のことで、それを毎日専用のアプリに記録しろ、とな。
めんどくさ…!
あと業界用語(?)で「致す」ことを「タイミングを取る」って言うんですね。
そうなんですね。
おっくん「え、1か月の間で妊娠できるタイミングは24時間だけって書いてある。え…?」
田熊「でも生理以外の期間は二日に1回くらいのペースでタイミングをとった方がいいって書いてある。どゆこと…?」
おっくん「しかも健康で若い男女が1周期で妊娠できる確率は30%だって…え…?」
妊娠、むずくない…?
避妊をやめれば授かると思っていた2人はちょろっと検索して知った妊娠のハードルの高さに若干ひきつつ、まずは基礎体温計を手に入れるべく電気屋へ向かいました。
が、まさかの品切れ。
時はコロナ禍開始半年後。
体温計が売り切れ続出となり、妊活とは全然関係ない人たちが基礎体温計までも買い漁っていたそうな。
やめてくれ…!
まあ電気屋3軒目で買えたんですけどね。
とりあえず無事に「基礎体温をつける」という妊活のスタート地点に立つことができました。