※2020年12月、不妊治療保険適用前のお話です
不妊検査やるなら最初から高度不妊治療をやっている専門クリニックにした方がいいですよと産婦人科受付に言われた田熊。
料金表を一瞥して「ムリ」と切り捨てた市内で唯一のセレブリティ不妊専門クリニックのホームページを再度訪れることとなりました。
やはり高い…
20種類ほどある難しそうな検査もそうだし、治療の金額なんて海外旅行のツアー料金表を眺めているよう。
ただ妊活を始めてまだ半年、不妊ではない田熊はすべての検査を受ける必要はないかもしれませんし。
検査と検査前のカウンセリングだけ受けて問題なしオッケーとなる未来を妄想して専門クリニックに予約を入れることにしました。
最先端の技術を駆使しているのであろうホームページには「当院はネット予約のみ」の文字。
さっそく仮会員登録(めんどい)をして、予約日選択へ進みました。
田熊の仕事の休みはカレンダー通りではないので平日に病院へ行けるのが強み!
と余裕シャクシャクで開いたカレンダーにはバツ印の羅列…
平日とか休日とか関係なく、初診予約可能枠が2カ月先までまさかのゼロでした。
2カ月先以降の予約は開始していないし、電話での予約も一切受け付けていない。
ものすごい人気クリニックでした。
こんなに高額なのに、予約がとれないなんて…
普段交わりがないだけで、この市にはそれだけ多くのセレブが住んでいたのね…!
自分が庶民であることを再確認させられちょっとだけ落ち込みました。