庶民的不妊録

生活が不安定なのに不妊治療沼にはまる夫婦の漫画ブログ

不妊検査

【不妊検査15】原因不明

慢性子宮内膜炎検査の子宮内膜採取でまあまあ大変な思いをした3週間後。 塩先生に言い渡された検査結果は陰性でした。 慢性子宮内膜炎ではなかったということです。 疾患がなかったら普通は喜ぶべきことなのですが、この時の田熊、原因不明不妊で移植2回とも…

【不妊検査14】子宮収縮

静脈麻酔のトリップから生還しホッとしたのも束の間。 なんだか息が吸いにくいことに気づきました。 頑張ってマラソン走った後のような。 なんだか変だぞ?とヒイヒイ息を吸っていると、今度は下腹部が痛みだしました。 じわじわと鈍かった痛みはすぐに重く…

【不妊検査13】臨死体験

慢性子宮内膜炎の検査のための子宮内膜組織の採取。 処置台に仰向けになり、塩先生の 「麻酔をお願いします」 の合図を聞き深呼吸をしていつもの眠気を待ち構えていると、目の前がだんだんと黄色くなってゆきました。 黄色? と困惑したところで後頭部をつか…

【不妊検査12】スポンジ

慢性子宮内膜炎検査当日。 採卵のときと同じように前日夜から絶飲食。 朝はシャワーを浴びてスッピンメガネでクリニックへ向かいました。 手術着に着替えいつもと同じ手術台に仰向けになると、しばらくして塩先生が部屋に到着しました。 「まずは子宮口を広…

【不妊検査11】麻酔

2023年2月。 2回の移植でhCGゼロだった田熊は採卵④の前に慢性子宮内膜炎の検査を受けることにしました。 生理開始から10日目にクリニックへ行き、そこから何度かチェックに通いつつ筋肉注射で内膜を厚くし、排卵を確認してから検査日が決まりました。 子宮内…

【不妊検査10】着床前診断

2度の移植でかすりもしなかった田熊に塩先生から提示された自費の治療のリストをながめて、田熊はオヤ?と思いました。 そこには「着床前診断」の文字があったのでした。 体外受精・顕微授精でできた胚盤胞の細胞を検査し、その胚盤胞の染色体に異常がないか…

【不妊検査9】SEET法

胚盤胞移植で2回着床しなかった田熊は塩先生から次に実施可能な検査と治療法を提案されました。 顕微授精で受精卵を培養する際にできた培養液を別に凍結しておき、移植周期にまず凍結しておいた培養液を解凍して子宮内に注入する。 その2〜3日後に胚盤胞を移…

【不妊検査8】慢性子宮内膜炎

2度の移植で胚が子宮内膜にかすりもしなかった田熊は塩先生から自費の検査を提案されました。 子宮内膜に慢性的な炎症があると良好胚を戻しても妊娠しなかったり流産してしまうことがあるらしく、その炎症があるかないかを調べる検査。 反復着床不全や流産を…

【不妊検査7】つけ麺残し

子宮卵管造影検査という壮絶な体験をした後、田熊はおっくんに車で迎えにきてもらってせっかくなのでそのままランチへ繰り出しました。 お気に入りの美味しいつけ麺屋さんへ。 検査が終わると同時に凄まじい痛みはするすると治まっていたのですが、つけ麺を…

【不妊検査6】子宮卵管造影検査2

迎えた子宮卵管造影検査日。 生理開始後7〜10日の期間に検査の予約を取り(めんどい)、おっくんが休みの日だったので車での送り迎えの約束を取り付け、当日朝に妊娠検査薬で陰性を確認し(めんどい)、脚をオープンしやすいようにスカートを履いて出かけました…

【不妊検査5】子宮卵管造影検査1

※2021年2月頃、不妊治療保険適用前のお話です。 田熊の通う不妊専門クリニックでは妊娠希望夫婦が始めに受けられる基本検査は3つありました。 女性 ・血液検査(ホルモン検査・感染症検査・抗精子抗体検査) ・子宮卵管造影検査 男性 ・精液検査 血液検査で甲…

【不妊検査4】待ち時間がすごいよ

不妊専門クリニックで基本検査を受けホルモン数値で1個ひっかかってしまった田熊は、甲状腺の専門医に診てもらうため塩先生おすすめの総合病院へ向かったのでした。 まずは橋本病(甲状腺が腫れる病気)じゃないかどうかの確認で喉元のエコー検査をし、血液…

【不妊検査3】潜在性甲状腺機能低下症

不妊専門クリニックデビュー初日に血液をズイズイ抜いたので、後日、検査結果を聞きにいきました。 塩先生「感染症検査はすべて陰性、体に入ってきた精子を排除しようとする抗体もありません。ホルモン検査もおおむね良好なんですけれど...」 田熊「(けれど…

【不妊検査2】キャッシュ

初めての不妊専門クリニックは着いてから診察、血液検査、会計で呼ばれるまで30分も経たずに終わりました。 頭がついていかないまま気づけば受付で会計の明細を差し出されていました。 い、いちまんごせんえん...! 初診料が3,000円ほど、血液検査が12,000円…

【不妊検査1】カジュアル初診

妊活開始から半年が経った2021年2月、田熊は不妊専門クリニックを訪れました。 こじんまりとしたクリニックで、待合室のピンク色のソファには3名の女性が座っていました。 受付で初診であることを伝えると 「これに記入してください」 とA4用紙2枚の初診票を…